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🚁防災・減災×STEAM教育イベント【第3回】(最終回)開催レポート

  • 執筆者の写真: ドローンラボ 香川
    ドローンラボ 香川
  • 10月6日
  • 読了時間: 5分

更新日:10月14日


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災害現場にドローンで出動!TASUKEチャレンジ最終回レポート

善通寺市・穴吹エンタープライズ・香川ドローンラボで企画した「防災・減災×STEAM教育イベント」もいよいよ最終回。善通寺市小学校の児童を対象に、全3回にわたって行われた本プログラムは、ドローンを通じて防災意識とテクノロジーへの理解を深めることを目的としています。善通寺市市長も視察に訪れてくださった第3回では、プログラミングによる自動飛行と、チームで挑む総合ミッション「TASUKEチャレンジ」が行われました。


🧮1時間目:Tello×タブレットでプログラミング飛行!

まずは、ドローン「Tello」とタブレットを使ったプログラミング授業。子どもたちは、目標地点までの距離を自分たちで計測し、Scratch(スクラッチ)を使って飛行ルートをプログラミング。「どうすれば正確に着陸できるか」「何cm飛ばせばいいか」など、試行錯誤を重ねながら論理的思考力を育みました。


善通寺市の小学校では、スクラッチでのプログラミングはみんなが履修しているそうで、私たちの不安をよそに子供たちはサクサクとタブレットを操作。メジャーを使って、離陸ポイントから目的ポイントまで計測し入力していきました。

使い方説明、一つもしていません…

離陸の操作をすればあとは見守るだけ…機体が受ける影響もありましたが、どの子もプログ

ラミングはバッチリです。


🏆2・3時間目:総まとめ!3種目のTASUKEチャレンジ

2,3時間目は、これまでの学びを活かした総合演習「TASUKEチャレンジ」。子どもたちは1チーム4~6人、ここから3人1組のチームで、3種目のミッションに挑戦し、合計得点を競い合いました。


① ゴールチャレンジ(競技用ドローン)使用ドローン:スカイキックEVO

競技用ドローンを使い、輪をくぐる(タッチする)回数を競うチャレンジ。スピードと正確さが求められる中、子どもたちは集中力を高めて操縦に挑みました。

こちらも前回で経験済みとあって操作はまず問題なし、交代するタイミングや位置取りをチームで話し合いながら無駄なく飛ばしていました。


② 救助チャレンジ(目視外飛行×3階建てジオラマ)使用ドローン:DJI Neo

今回のジオラマは、なんと3階建てに進化!操縦者はタブレットの映像だけを頼りに、災害現場を慎重に飛行。

迷路になったジオラマの中で要救助者の位置や火災・水害の発生場所を確認しながら、出口まで誘導し、着陸まで行う高度なミッションでした。

チーム内で「操縦者」や「画像確認役」「指示役」に分かれ、声を掛け合いながら狭い空間を飛行。壁にぶつからず、正確に情報を伝え合うには、仲間との連携が不可欠。「右に少し!」「もう少し前!」「要救助者発見!」と、自然と協力の輪が広がっていました。

この目視外飛行はできないのでは?の心配をよそにほとんどこなしていく善通寺市の小学生。
要救助者の中にはダイシモチ麦の妖精「むぎゅ~ちゃん」        あなぶき公式キャラクターのあーなちゃんも
要救助者の中にはダイシモチ麦の妖精「むぎゅ~ちゃん」        あなぶき公式キャラクターのあーなちゃんも


あなぐまのあーなちゃん
あなぐまのあーなちゃん

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③プログラム飛行チャレンジ 使用ドローン:Tello

時間内に着陸ポイントまで計測、プログラミング、飛行までをこなし採点しました。

きちんとプログラムできていたか?着陸ポイントに着陸できたか?など。

子供たちはどのコースで飛ばすか、向きや距離をみんなで考えました。

どのチームも「入力した通りに動いてくれ!」と見守る姿、またその中で飛ばねばならぬTelloの緊張感(スタッフを含む)は一体化しました。


🌟子どもたちの成長と、災害への備え、未来への期待

どのチャレンジも、個人の技術だけでなく、チームの協力なくしては達成できない内容でした。善通寺市の子どもたちは、ドローンの操作を通じて「考える力」「伝える力」「助け合う力」を育み、まさに“未来の防災リーダー”としての一歩を踏み出しました。

善通寺市教育委員会の教育長さんが話してくださったことがまさに善通寺市が強く願っていることではないでしょうか。

「ドローンは昭和生まれのわたしにとって夢と空想の道具でワクワクが止まらない。被災したときに、ドローンの音が聞こえたらー助かった!ーと希望が持てるはず。そのドローンを操縦しているのが君たちだったらどんなに嬉しいか」

教育長をはじめたくさんの先生も体験してくれました。教育長の言葉は私たちにもものすごく響いています。
教育長をはじめたくさんの先生も体験してくれました。教育長の言葉は私たちにもものすごく響いています。

今回の授業では、被災したときや緊急事態時にまず「自助」(自分たちの安全を確保すること)が最も大切ということを学びました。そのうえで、公助、共助につながる救助にドローンがあると思います。薬や食料の物資輸送も不可能ではありません。人が入っていけない場所に飛ばすことも可能です。ドローンが今後重要な役割を担うことでしょう。

香川ドローンラボでは、今後も子どもたちに向けて、ドローンテクノロジーと防災・減災を融合した学びの場を提供していきたいと考えています。



すばやくパスを回せるようにした
すばやくパスを回せるようにした
答えがバラバラになってもみんなで考えた
答えがバラバラになってもみんなで考えた
プログラミングが難しかったけど楽しかった
プログラミングが難しかったけど楽しかった
3階建てのジオラマでが当たらずに安全に行けた
3階建てのジオラマでが当たらずに安全に行けた
ドローンを輪にくぐらすのが楽しかった
ドローンを輪にくぐらすのが楽しかった
ジオラマの中の対象を全部みつけた
ジオラマの中の対象を全部みつけた
ジオラマで高得点が出せた
ジオラマで高得点が出せた
プログラミングが楽しかった
プログラミングが楽しかった

表彰されたみなさん、おめでとうございます。

みんな、全3回本当にとても頑張りました。最後のチャレンジも僅差の高得点ばかりで意識と技術の高さに先生たちも大満足です!

 
 
 

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